タイトルにはCOLDが入ってますが、今日は季節外れ(が過ぎる)の暖かさ(暑さ)ですね。
寒暖差で体調を崩さないように、乳酸菌サプリ飲料を愛用している今日この頃です。
でも一番効果があるのは、予防接種だと思います。
そんな12月に入りまして、早速スニーカーを購入しました。
ジャン。
ぱっと見、安めの量販店に売っていそうな、休日のお父さんが、
太いジーパンに合わせていそうな、所謂ダッドシューズですね。
僕も正直、形にはイマイチしっくりきてないところがあります。
はいてる時の違和感がすごいです。
おそらくREACT ELEMENTとかZOOM FLYとかの方が、
カッコ良いモデルなんだと思います。
「じゃあお前なんで買ったんだよ」
と言われてしまいそうですが、
結局のところ、
A-COLD-WALLがデザインしたというところに尽きてしまいますねえ。
ロンドンを拠点にするデザイナーSAMUEL ROSS率いるブランド。
イギリスに今も根付く、階級制度への、
彼なりの解釈を落とし込んだブランドとして、世界中から支持されています。
ちなみに彼、KANYE WESTやVIRGIL ABLOHの周辺にいた人物としても知られていますね。
カニエチルドレンのひとりとして挙げられることも、しばしば。
僕が彼を知ったのは、確か村上隆氏が洋服を愛用していたところからだったと思います。
(しかもももクロとのツーショットだった気がする)
あと同時並行的に藤原ヒロシ氏も、JEFF STAPLEとのインタビューで、
一番気になってるブランドに挙げていました。
時流を反映した、工業的な素材・カラーリング・アプローチ、そして前述したバックボーン。
彼は間違いなく今年大ブレイクした、気鋭のデザイナーです。
そんな彼とNIKEの共作が満を持してリリースされたわけです。
もちろんAF1 HIGHをベースにしたコラボは既出だったわけですが、あれは販路も無理ゲー(!)なわけでございまして、
早くグローバルリリースのモデル出ないかなーと思っていたところに、VOMEROのリリースです。
無事に買えてよかったですとにかく。
たくさん履いて経年劣化を楽しみたいと思います。かっこいい!
A-COLD-WALLは、モデルとかに関係なく、その活躍をずっと追っていきたいものです。
少し真面目な話になりますが、みなさんご存知の通り、このブランドは、階級社会に対する、デザイナーなりの解釈によって、
労働者階級の現況(一種の差異)を根底に据えた服作りを行っているのが特長です。
しかし、ファッションの流れは、本来階級の上位である、メゾンブランドが積極的に階級差を飛び越え、
VIRGIL ABLOHやSAMUEL ROSSとの融和を図っています。
彼らが作り上げた、ラグジュアリーストリートの潮流は、今後も必ずや語り継がれますが、その話題性の一方、
問題はその後だと思ってます。
その中でも、ACWが自ら築き上げたこの”壁(WALL)”は、
彼ら自身が飛び越えるのも、かなり難しいような気がします。
なぜなら、マスに対するマイノリティーの視点を、プロダクトに落とし込んだ
新たなアプローチが評価され、瞬く間に世界的なブランドになりましたね、
工業製品のような、近未来的なファッションが流行を席巻し、本来マイノリティーだった、(ストリートの産物的な?)
化学繊維をベースにしたブランドのスタンスがマスとなった今、
次に彼らが仕掛ける流れはどちらに振れていくのか。全く違う方法で、階級差を表現していくのか。
その壁を飛び越えて、もう一つ上に上がるのか。
そこの葛藤をどのように、消化していくのか、
壁は高い分、そのアプローチが楽しみですねえ。
どの方向に進むにせよ、
微力ながら(本当に微力ながら)、購入というアクションで応援していきたいなと思います。